佐山愛　しっとりと吸い付くような指先

佐山愛は絶対に良い匂いがする。
おしろいみたいな、甘くて男の脳を使い物にならなくする匂いを放っているに決まっている。

多分それは女性ホルモンとでもいうか、フェロモンとでもいうか、あのむっちりとした体に充満したメスの存在感そのものだ。
決して長くはない肉付きの良い指先からも、フェロモンが濃密に漂いすぎて、凝結して滴っている。

多分、もち肌。吸い付くようなしっとりした指先。
鷲や鷹といった猛禽類のように湾曲した卑猥な爪のかたち。

佐山愛に迫られたらほとんどの男は抵抗できない。
猛禽に見つめられたら雀になすすべがないように、佐山愛に艶然と微笑まれ、あの潤った指先で、湾曲した卑猥な爪の先で、服の上からつつつ・・・となぞられたら。
腰が抜けるか逃げ出すかしかないね。

親指の爪は必ずしもそこまでネイルベッドが長いわけではないと私は見ている。

モデルのような長い指と爪だけをよしとする過激派からすれば、一笑に付したくなる可能性もある。
が、いいや、それでもそうとう魅力的だよ、と彼らを説得したい。
ものすごく神経が行き届いたエロの塊だよと訴えたい。

正直なところ、素爪をしっかりと確認したくはある。
天然美爪かどうか、厳しく検品したい欲はつきない。

が、すでに佐山愛の指と爪は、佐山愛というエロスを象徴する部分として、完成しているのだと思いたい。